カテゴリ:回顧と逃亡の西伊( 87 )

帰国後談話 その37・・・さようなら、回顧と逃亡の西伊《最終回》

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ボローニャの空港は広くて明るくてきれいだった。まるでもっと北の国みたいに。
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まずは国内線に乗るので、こんなに小さなプロペラ機みたいなやつですけど、飛ぶのかね。揺れるんだろうな。
まるでこれからどこかに行くみたいな深い青空だけど、もう帰るだけなんだよね。ミラノに着いたらもう日本人ばかりになるよ。

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最後のお楽しみは機内サービスのタラッリとブラッドオレンジジュース。

さようならスペイン、さようならイタリア、さようなら、素敵な日常生活たち、また会う日まで…
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by agrumi | 2008-11-07 21:16 | 回顧と逃亡の西伊

帰国後談話 その36・・・ホテル カヴール 部屋からの眺め

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時間帯によって表情を変える、窓からの眺めが大好きだった。ただ、ベッドに腰かけてこの窓の向こうの世界を眺めていることがよくあった。
向かいの家は改装工事中で、平日の日中はよく正面の扉が開いて働く作業着の兄さんやオヤジの姿が見えた。

さやさやと揺れる枝や葉の影が壁に映る。

ピンクとオレンジが混ざったような壁の色。  風。   鳥の声。    表通りの車が走り抜ける音。  人の声。    日常。
私は、日常生活っていうものが、すごく好きなんだ。生活が感じられるものが、とても愛おしいんだ。イタリア人は「生活」をしている。都会では都市化が進んでいるというけれど、目に見える「生活」が街にあふれている。

この旅にも、とうとう終りが来た。

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ホテルの中をぐるりと歩き回ると、廊下の窓から風見鶏が見えた。ふと、メアリー・ポピンズを思い出す。あれはロンドンのお話だったけどね。

ずっと何かに憧れている。手を伸ばしても、手を伸ばしても、届かない。それでも、人間は手を伸ばし続けるものなのかな…。
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by agrumi | 2008-11-07 00:33 | 回顧と逃亡の西伊

帰国後談話 その35・・・サルメリアのお惣菜

c0101985_12162891.jpg{現地レポート 43 より:夕食の買い出しにサルメリアを訪れた。

おばちゃんは店の奥にいてちょっと待って、と叫んでいる。

しばらくすると、揚げたてのコロッケを皿に乗せて出て来た。少し切って味見させてくれた。ボローニャの伝統的な料理だと言う。
うん、おいしい。難点は唯一、おばちゃんが英語をイタリア語ばりの早口で喋ること。わからない。
しかし私の英語のレスポンスがあまりに悪いので、おばちゃんは伊英併用で話してくれるようになった。

コロッケがおいしかったのでポテトコロッケとトマトコロッケを買うことにした。

それを今、部屋でだらだらと食べながら赤ワインを飲んでいる。}

このコロッケはおいしかった。特にトマトのコロッケは作り方を知りたい。ただ、揚げ物は得意じゃないから、上手に作れないかもしれないけど…。

やっぱり地元の人と会話をしてモノを買うのは楽しい。会話をするとモノに意味が生まれるからね。
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by agrumi | 2008-11-06 11:22 | 回顧と逃亡の西伊

帰国後談話 その34・・・ボローニャのドゥオーモの大胆な放棄

※注・・・ウインドウを画面いっぱいに広げてご覧ください。でないと写真が一部切れてしまいます。

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ボローニャのドゥオーモも、大理石で仕上げが施された部分は近くで見るとこの辺りの地方の特色を持ち、美しい。大理石がカッラーラ産かどうかはわからないけど、きっとそうなんじゃないか、と思ってしまう。

しかしこのドゥオーモ、シエナのドゥオーモよろしく、予算がこと切れて本当はもっと大きなドゥオーモになるはずだったのに、途中で計画が変更になったらしい。
で、泣く子も黙る大胆な予定変更の跡をこのように視覚で訴え続けているところがすごい。

こんなにおもむろにぶった切らなくてもよかったんじゃ…と、ちょっと同情してしまう。
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by agrumi | 2008-11-06 11:22 | 回顧と逃亡の西伊

帰国後談話 その33・・・ボローニャの午後の風

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このひとときは、この旅で私がいちばんゆったりのんびり落ち着いて過ごした至福の時だった。携帯カメラでも同じ景色をアップしたけれど、いまいちど、デジカメの広角で迫力のある画像をお楽しみあれ。

スプレムータsplemutaというのは生搾りストレートジュースのことで、私はオレンジのスプレムータが大好き。
リストランテほ出た後、パルでクイッとカフェ・マッキャートを飲んできたので、ここではゆっくりスプレムータを味わった。

{現地レポート 41 より:その後広場のカフェテリアで、気持ちのよ~いそよ風に吹かれながら陽向を歩く人々を眺めている。
やっと、スプレムータを飲んだ。
広場一面に並べられた椅子は、何か映画のイベントのためらしい。
正直言って、数日滞在するだけの旅行者には景観が損なわれて邪魔である。

かれこれ一時間。
この風をあなたにも運んであげたい。
そして私は、ここから動きたくない。}
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by agrumi | 2008-11-04 19:37 | 回顧と逃亡の西伊

帰国後談話 その32・・・ボローニャのリストランテ

c0101985_112994.jpgc0101985_11311825.jpg{現地レポート 40 より:期せずして高級リストランテに入ってしまった!
おかしいなー、トラットリアの看板目指して来たはずなのに…。

ワインはリットルじゃなくてグラス!
赤の銘柄が6つくらい並ぶ中、ボローニャのカベルネがあったので頼んだ。
う…うま…。
だけど私が買ったのとはレベルが違うんだろうな…。

パンもおいしい。
サラダとラビオリを頼みました。



じゃ、ゆっくり食事させて頂きます。
料理が運ばれて来るまでにはまだまだかかりそうだけどね。

時間がゆっくり流れています。  【7/5 13:42】}

現地レポートではこのグラスに書いてある文字を伝えたかったけど、携帯カメラではきれいに映らなかった。このリストランテの名前は日本語にすると『金の暖炉』なんだね。
こんな路地に日本人も食事に来るのかしら。偶然ガイドブックに載っている有名な店に来てしまったのかな?

c0101985_1130457.jpg{現地レポート 41 より:お昼のラビオリはすごかった。味は普通においしかったけど、演出が…。

中身が肉でソースがパルメジャーノとクリームだったんだけど、運ばれて来たら皿の上にリボンで結ばれたラッピングが乗っていて、素敵なイタリア男(カメリエーレだけど)が「プレゼントだよ」と言ってリボンをほどいて開いてくれた。

中から湯気のたったとろとろアツアツのチーズのソースのラビオリが現われて、鍋からテーブルまでの距離に冷えてしまうのを防いでいる。
なんて気の利いた!

トマトソースならそんな必要ないけど、そうだよ、こういうソースには粋なはからいだ。

カメリエーレはPrego.と言うとニコッと笑った。
思わず私もGrazie.と言ってニコッと笑った。}


c0101985_11353234.jpgこれはサラダ。

普通のミックスサラダinsalat mistaだけど、手書きの黒板が旨さの印の郷土料理家族感覚のトラットリアのサラダとは随分違うでしょ。
緑のネクタイにオレンジのジャケットがよく似合う素敵なイタリア男と来るべきレストランだったな。

とは言ってもボーロ二ャの大通りを1本入ったところだから、そんなに気取る事もないとは思うけど…。
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by agrumi | 2008-11-03 11:40 | 回顧と逃亡の西伊

帰国後談話 その31・・・モデナのドゥオーモ

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街の中心に向かって進んでいく。街並みは落ち着いていて歴史がある雰囲気で、モデナらしさってこんな感じなんだ…というイメージがしっくりくる。

ほら、思わず扉を開けて覗いてみたくなる向こう側。中庭になっているんだろうね、緑がきれいに輝いている。
そして、STEFANELもローマの車がびゅんびゅん走る大通りにある店舗とは随分様子が違うね。

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そして、開けたドゥオーモの広場に到着!・・・と思いきや、この広い広場はドゥオーモの後ろ側じゃん。珍しい位置関係ですね。普通、こういう広場にはドゥオーモのファサードが構えているものだけど。

んじゃ、前に回りますか…でも、なんかいやな予感するよね、網がかかってるもん、正面の方。で、やっぱり思った通り、修復中。はい、驚きませんよ。
どんなに有名な建物が修復中で覆われていても、どんなに有名な絵画が他の美術館に貸し出し中でも修復中でも、驚かないよ。「あ、またですか。」だよね。

それにしても、モデナのドゥオーモ広場は狭すぎる。自慢の広角カメラを使っても、路地に入らないとドゥオーモの全景が納まらない広場の狭さ。建てる向きが間違ってるんじゃないのかな…。
モデナのドゥオーモは鐘楼とお尻が印象に残ってしまうね。お尻からみたドゥオーモは青空に映えてとても美しい。天に突き刺さる鐘楼は迫力満点で感動的だった。(鐘楼の写真は現地レポート39 参照)
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by agrumi | 2008-11-03 11:03 | 回顧と逃亡の西伊

帰国後談話 その30・・・モデナの街

c0101985_2042741.jpgモデナの駅。
ボローニャよりは趣のある駅…といえるのかな。

バルサミコ酢の故郷、モデナ。やあ、本当に来てしまったよ。
だけどモデナにしてもファエンツァにしても、有名な割には街そのものはそっけない感じ。




c0101985_204113100.jpg街の人々は観光客なんてあんまり気にしないで自分たちの生活をしているし、バルサミコも私はわざわざ日本から買いに来たわけだけど、住民にとってはあまりに当たり前のものなわけで、そのせいかどうかわらないけど、土産用のバルサミコ酢屋さんは探すのにやや苦労した。

さわやかな朝、新しい街に着いたという新鮮さはいつも通り。











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お決まりの並木道がほら、やっぱり駅の近くにはあるんだな。しかも、この地域ならではのポルティコも一緒に。そして前方に鐘楼発見。あれがきっとドゥオーモだ。街の中心はあっちだな。鐘楼目指して進んでいこう。
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by agrumi | 2008-11-02 20:56 | 回顧と逃亡の西伊

帰国後談話 その29・・・ボローニャ駅

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ボローニャの駅はあんまり重厚感はなくてそっけない感じ。駅の大きさって、街の大きさにほぼ比例することを考えると、ボローニャ自体がこんな規模と位置づけなんだよね、と思う。

空港行きのバスも路線バスに紛れちゃうくらいの存在感のなさ。
その辺りはミラノやローマとは大きく違う。

駅の構内もガランとしていて、人はそこそこ多いけど、待っても待っても進まない長蛇の列、なんていうのとは無縁。

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この日は最後の訪問地、モデナに向かう。
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by agrumi | 2008-11-02 20:29 | 回顧と逃亡の西伊

帰国後談話 その28・・・Super mercato

c0101985_11543757.jpg{現地レポート 37 より:宿のフロントでスーパーマーケットのありかをきいてみた。近くに小さいけど十分な規模のスーパーがあることがわかり、コーヒーやらスープストックやらを買う。バルセロナで食べたのと同じメーカーのココナッツヨーグルトも見つけて今晩用に買った。それからストラッキーノも小さめのがあったから買った。}

で、これもそのスーパーマーケット(イタリア式に言うとスペルメルカート)の一角。
バジルが鉢ごと売ってますよ、ただのスーパーなのに。鉢植え売り場でもハーブ売り場でもなく、いわゆる普通の野菜売り場。さすがイタリアですな。
これなら室温でしなびてしまうことも、冷蔵庫で黒くなってしまうこともなく、使うだけちぎって使えばいいのかな。

c0101985_199791.jpgそれから、2003年のストカーナ旅行以来お気に入りになっているストラッキーノ。
いったいどういうチーズだろと辞書を引いてみると、「ストラッキーノ」というのは「くたびれた、疲れた人」みたいな意味で、チーズと結びつけるにはちょっと知識が必要みたい。だからまだこのストラッキーノの正体はわかっていない。
チーズ売り場に売っているけど、チーズじゃないのか??という疑いも。

どこの街に行ってもそうだけど、お土産物屋さんよりもスーパーの方がずっと楽しい。売っているものから住んでいる人の生活が垣間見える。
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by agrumi | 2008-10-29 19:19 | 回顧と逃亡の西伊