カテゴリ:チンクエテッレに住みに行こう!( 35 )

チンクエテッレ帰国後談話21・・・3日目のla cena;肉

c0101985_10441075.jpgヴェルナッツァの駅から数分で、私たちはモンテロッソに帰って来ました。

さて、これからはお楽しみの夕食です。
一日の観光が終わっても、まだ今日のお楽しみは全て終わってはいないのです。

今日の夕食は肉、と決めていました。
前もって、肉屋がどこにあるかもリサーチ済み。
私たちはモンテロッソの駅からアパルタメントとは反対方向の、街の方に向かって歩き出しました。

10分ほどで街に着きます。






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肉屋の肉は塊のままで売っています。

肉屋のお姉さんは、一応肉の説明をしてくれましたが、これは豚だとか牛だとか、見ればわかる程度のことと、値段しか聞き取れませんでした。
とりあえず、見た目でだいたいのことはわかります。

そんなに安くはない、牛のしっかりした赤身肉を、1cmくらいで2枚切ってくれるようにジェスチャー混じりで頼みましたが、実際には2枚目は厚くなってしまい、総重量は700gを超えていました。

女性5人で700gの肉が食べきれるのか?
と、このときはかなり不安・・・。足りないよりはいいのでしょうが。






c0101985_196369.jpgc0101985_1984661.jpg肉は、シンプルにニンニクと塩胡椒で味付け。
肉の味を楽しむ気満々です。
日本でも、脂の多い柔らかい肉だけでなく、赤身肉のおいしさも最近見直されていますよね。

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焼きあがりはこんな感じ。
食べやすく切り分けてから食卓に運びます。

心配した700gですが、赤身のせいか雰囲気のせいか、5人でペロッと平らげてしまいました。
そして期待通り、脂に惑わされずに肉の旨味を味わえて、胃もたれすることもなく、大満足でした。
日本だとスーパーで買うような赤身肉は、噛み切れないような味のないものがまだ多いように感じますが、こういう赤身肉も簡単に食べられるようになるといいですね~。




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この日の他のメニューはごらんの通りです。
trofieは大活躍で、前日と同じポルチーニに加え、この日はゴルゴンゾーラをミルクで少しのばしたものも絡めて食べました。違ったティストでどちらもそれぞれにおいしかったです。

あとは野菜と生ハム、リコッタチーズなど、リピートメニューです。
どれも、ここで食べておかないともうしばらく食べられないものばかり。リピートで飽きるということもなく、堪能しました。
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by agrumi | 2013-06-12 22:41 | チンクエテッレに住みに行こう!

チンクエテッレ帰国後談話20・・・4つ目の街、ヴェルナッツァ

c0101985_10114683.jpgヴェルナッツァは洒落た雰囲気の街です。メインストリートのジェラテリアでジェラートを食べ、ゆっくり歩いて行くと海に出ました。
人が多く、にぎやかでした。

入江はとても狭く、小さなリゾート地、という印象。あまり落ち着きはないかもしれませんね。でも、楽しい空気です。
しかしリオマッジョ―レのように散策する小道のようなものは海の近くには見当たらなかったので、私たちは海辺の教会で少し涼んだ後、内陸の方に戻ってみました。
そして高台に塔跡のようなものがあったので、そこまで行ってみることにしました。











道は、石が敷いてあるところもあれば土がむき出しのところもあり、歩きにくい道のりで、こっちに行けば城、みたいな看板はあるものの、本当に辿りつけるのか若干不安でした。

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下の街はだんだん遠のき、空が近くなっていきます。

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目指す塔についてみると、そこはBarになっていました。
愛の小道同様、私たちはまたとっても贅沢な気分で海と街を眺めながらレモネードを飲んで喉を潤しました。

帰りの列車の時刻に合わせて下に降り、5つ目の街となるマナローラに帰ったわけですが、最終目的のない、街めぐりの過程そのものを楽しむことが目的の1日は、ゆっくりと暮れていきました。
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by agrumi | 2013-06-03 12:05 | チンクエテッレに住みに行こう!

チンクエテッレ帰国後談話19・・・コルニリア散策と昼食

c0101985_23173671.jpgコルニリアは、海に開けていないので、上空にこぢんまりまとまった感じの街です。
特徴といえば、港がないことぐらいで、他のチンクエテッレの街と比べて格別な美しさはありませんでした。

海側を臨めばこんな感じ、

















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山側を臨めばこんな感じで、とても素朴な街です。

もし、時間がタイトな中でチンクエテッレを周るとしたら、マナローラとコルニリアは省いていいかもしれません。華やかさはあまりありません。
逆に、私はこれといった見どころもないと思ったまま帰ってきてしまったコルニリアでしたが、名所をご存知の方がいらしたら教えていただきたいです。

しかし時間が許すなら、マナローラとコルニリアは観光地観光地していない素朴さが逆に売りだと思うので、そこを味わうにはいいでしょう。







c0101985_23181130.jpgとはいうものの、この眺めは一見の価値はありますね。
土産物屋が並ぶメインストリートらしきところを抜けて海につきあたると、素晴らしい景色が広がっていました。

写真では一角しかとらえられないのが残念ですが、この水平線と空が、180°広がっているのです。

しばらくうっとりと、このバルコニー型の広場から海を眺めていました。
通りから広場に出て来た各国の観光客たちは、みな軽い感嘆の声をあげながら海の方に近づいていきます。










c0101985_23203661.jpgちょうどお昼時になったので、ここで昼食をとることにしてPIZZERIAに入りました。
格別なことはありませんでしたが、普通に満足できました。

もっと探せば地元の名店があったのかもしれませんが、どこをどう歩いたらよいのかよくわからず…。あの…道があんまりないというか…。
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by agrumi | 2013-06-01 23:35 | チンクエテッレに住みに行こう!

チンクエテッレ帰国後談話18・・・3つ目の街、コルニリアへ向かう

c0101985_14265627.jpgc0101985_14251638.jpg



















リオマッジョ―レからマナローラは徒歩で移動しましたが、マナローラ観光の後は再び鉄道駅に向かい、お隣のコルニリアを目指します。

岩壁にそそり立つようにしてある鉄道駅から海を眺めると、乗客をたくさん乗せた船がリオマッジョ―レの方に進んでいくのが見えました。あれは、昨日私たちが乗っていた船です。
昨日は向こう側からこっちを眺めていたのです。
昨日「ああ、明日はあっち側を歩くんだ…」と、海の方から眺めていた陸地に今日は本当にいるのですから、当たり前といえば当たり前ですが、なんだか少し感慨深いモノがあります。

これから向かうコルニリアは、5つの街の中で唯一港がない、陸路からしか行けない断崖絶壁の頂点にある街で、鉄道駅に着いた後、何百段もある階段をひたすら登らなくては街に到達できないという前情報です。

私は若いころと違って既に体力にはまったく自信がないのですが、それでも苦労した後の達成感は好きなので、階段登りはさほど恐怖ではありませんでした。逆にやや張り切り気味で楽しみにしていたくらい。
しかし同僚Iと先輩Aは、この階段登りに恐れおののいていました。
階段を見てみて、あんまり大変そうだったら街には行かないで下で待っている、とさえ言っていました。
だけど、もちろんせっかくここまで来てコルニリアの街に行きたくないわけではありません。
ただ、階段を登るのが不安なだけで、それさえ解決できればみんなで街歩きを楽しみたいのは当然です。

そんな気持ちは、ある種の観察力や洞察力を研ぎ澄ますのかもしれません。

c0101985_14414196.jpgコルニリアの駅に着くなり、先輩Aは「ねえ、あのバス、何? パスが今走って行ったわよ。電車から降りた人たちが乗って行った。あれで街まで行けるんじゃないの?」
と弾むように言いました。
「え、バス?」
私には、そのようなものは全く見えませんでした。
モンテロッソの路地で魚屋を見つけた時もそうでしたが、先輩Aの"眼"には、ひたすら感心するばかりです。と同時に、自分がいかに周囲に関心を払わずにただぼーっと歩いているかが思い知らされます。

駅を出てから何百段の階段に直行するのではなく、私たちはまずバス乗り場を探しました。
「あの辺、あの辺、あの辺りからバスが出てたのよ。」
と、先輩Aは私たちを誘導します。


c0101985_14484178.jpgそしてわりとすぐに、私たちはバス乗り場らしきものを見つけました。電車から降りた人がみんなそこになだれ込む…というわけではありませんでした。
でも、20人弱くらいの人たちは集まったでしょうか。

こんな感じの時刻表(この写真は街から駅へ帰る時のものです)があって、さっき先輩Aが見た時、既にバスは発ってしまっていたので、次のバスの時刻を調べます。
すると10分程度でまた来ることが分かりました。

「そういえば…チンクエテッレカードを買うとき、駅のおじさんがバスにも乗れるようなこと言ってた。このバスもそうだったんだ…。」と、私はあやふやなイタリア語理解をあやふやに辿り思いました。

私たちは、そのバスで街に行くことにしました。階段がなくなってしまったのはちょっぴり残念だったけど、やはり目の前にこれだけ安易な方法があると気持ちは引かれます。しかもチンクエテッレカードで乗れるのです。「階段で来てもいいのよ、私たち上で待ってるから」と言われましたが、私もバスに乗せて頂きました。

やはり現地での情報収集は大事です。
都市観光は情報が整理されているので、こういうことはあまりないのですが、日本人にまだあまりメジャーではない地域は、こういうことがままあります。
このバスのことも日本のガイドブックには全く載っておらず、階段を登らなければコルニリアには辿りつけないかのようでした。

そこのバス乗り場で、私たちは年配の日本人夫婦に会いました。レンタカーを借りながら、ヨーロッパ旅行をしているというリッチな方々。今日は鉄道を利用してチンクエテッレ巡りだそうです。
しかし彼らはチンクエテッレカードのことを知らずに購入していませんでした。
他のすべての観光客がチンクエテッレカードを示して悠々と乗車していくのに、彼らのところで列はいったん止まってしまいました。
ご主人が運賃はいくらか、ときいているのに、運転手が「チンクエテッレカードで乗れる」と答え、同じ問答をしばらく繰り返していたのです。運転手にしてみたら、チンクエテッレカードを持たずにこの辺りを巡っているという発想がなかったようで、彼らがカードを持っていないことを運転手が理解するのにしばし時間がかかりました。
ご主人は悠長な英語で運転手と会話をしていました。運転手さん、英語が苦手だったのかもね。

奥さんは私たちのカードを見て、「そんなのあるって知らなかったわ―。」と不満そうに言っていました。
確かに、日本のガイドブックでは私の知る限りこのカードについて触れてあるものはありませんでした。

c0101985_1573174.jpgただ、登らなかった階段は、いったいどのようなものだったのか、少し気になります。
帰りはバスの時間が中途半端だったので、「下りなら階段でもいいか」と、階段から帰りました。

その階段がこちら。

はるか下の線路の方まで続いています。こりゃ確かに登ったら登りでがある階段です。
でも、降りるのはあっという間でした。

階段からはけっこう雄大な景色が望めるのですが、階段がまた中途半端な歩幅で降りにくく、下ばかり見て歩いてしまったせいで景色はあんまり眺められませんでした。

それにしても、上りというのはうきうきするモノですが、下りというのは哀しいモノですね。
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by agrumi | 2013-05-28 15:17 | チンクエテッレに住みに行こう!

チンクエテッレ帰国後談話17・・・ふたつ目の街、マナローラ

c0101985_1712851.jpgマナローラはとても小さいこぢんまりした街で、ごく普通の街でした。
駅から街の中までトンネルをしばらく歩きます。そこを抜けると街の真ん中辺の坂道に出て、
見上げれば山、見下げれば海が見えます。

まずはみんなで坂を登っていくと、教会と鐘楼のある小さな広場に出ました。道路はアスファルトで車道。
土産物屋もありますが、あまり観光地観光地していない、素朴な街でした。

駅からのトンネルを抜けた辺りに陶器屋さんがあって、そこで売っていた陶器はお土産にもいいし自分でも欲しくなるようなものがたくさんありましたが、今回も荷物制限20kgの壁がありますし、スーツケースでは来なかったので、買うのは諦めました。







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そこから今度は下っていくと海に出ます。

岩場ばかりで砂浜はありません。
ここも特別美しいというわけではなく、いたって普通の眺め。

この普通な感じがマナローラのよさのように感じられます。
列車の時間の都合もあり、マナローラには長居はせずに、次の街に向かうことにしましたが、
この街でのトピックスは先輩Aが購入した絵です。







c0101985_10354054.jpg陶器屋さんの近く、トンネルを出てすぐのところに画廊があっていくつかの絵画が展示されていました。
その日はミラノの有名な画家(名前は忘れてしまいました)がチンクエテッレを描いた作品が売られていて、絵画好きの先輩Aは買うことにしました。

絵というのは記念にとてもいいものです。
しかも、気に入った絵に巡り合えるというのは大きな幸せ。気持ちが一気に豊かになります。

青っぽい夜のもの、赤っぽい夕焼けのもの、明るい昼間のもの、いろいろな街、いろいろな色合いがある中で、先輩Aが選んだのはこの1枚。
実物はもっとステキです。

結構大きくて、くるくると巻いて筒に入れてくれ、先輩Aのスーツケースで日本に運ばれました。
今は先輩Aの自宅の玄関を飾っているはずです。

自分が買ったわけではないけれど、この絵が先輩Aに買われて日本に行くことがなんだか嬉しい気持ちになり、満足です。
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by agrumi | 2012-08-11 10:43 | チンクエテッレに住みに行こう!

チンクエテッレ帰国後談話16・・・愛の小道

c0101985_165181.jpg実は、チンクエテッレの街は全て徒歩でも行けるのです。ちんたら進む各駅停車で各街間が数分ですから、日本の地下鉄のひと駅かふた駅程度の距離でしょうか。
特にリオマッジョ―レとマナローラの間の歩道は「愛の小道」として有名です。距離も短くて散歩気分で歩けます。
なぜ愛の小道と呼ばれるのか・・・については、どこかに書いてあったような気がしますが、あまり興味をそそられる内容ではなかったのか、忘れてしまいました。

愛の小道はチンクエテッレ国立公園の一部になっていて、入場料が€2か€3くらいかかるのですが、これはチンクエテッレカードがあれば料金は支払わなくても入れます。
一応、入口の門らしきものあり、この門の手前の右手にチケット売り場がありました。

海岸線の崖っぷちをひたすら歩く道ですが、気持ちよい心地よい素晴らしい散歩道です。

この道、前の日に船から見たところ、観光客が蟻のようにぞろぞろと列をなして歩いているのが見えたのですが、私たちは早めに行動を開始したのがラッキーで、ほとんどまだ人がいない状態でした。
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また、曲がりくねった道は日向になったり陽陰になったりしていて、とても歩きやすい。
陽が昇ってしまうとずっと日向の可能性もあります。
先にリオマッジョ―レの方から来てよかった。


















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ところどころ岩壁側にベンチもあったりして、休みながら行くこともできます。

空の色も海の色も雲の色も風の色も爽快です。

先の方に見える陸地には、私たちが住むモンテロッソの街も、これから目指す間にある他の街も見え隠れします。



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同じような岩沿いの眺めですが、場所によって様々な表情があります。ガイドブックやネットで「素晴らしい」と書かれていたけど、
とはいっても単なる海沿いの道だよね?本当にそこまで素晴らしいの?とちょっと疑いももっていたのですが、いやはや、期待通りというか期待以上というか、時間帯もよかったのでしょうが、
このままずっと終わらないで続いてほしいと思うほどでした。

だんだん、お隣の街、マナローラに近づいてきます。
リオマッジョ―レで列車を降りてから、なんだかんだでずっと歩きっぱなし立ちっぱなしだったので、少し疲れてきました。
マナローラに着いたらBarのオープンテラスで冷たいモノでも飲もうかな・・・と思っていたのですが、
もうすぐ愛の小道もおわり、という、出口が見えて来た地点で、なんと、愛の小道上にもBarがあったのです。

そのBarも、まだ店員さんがやっと椅子を並べ終わったところ、という様子で、準備も整っていない感じだったのですが、海沿いのフェンスに並ぶテーブルに着いてみると、
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ちゃんと注文を取りに来てくれました。
満を持して、私は今こそここで、と思い、
"Una spremuta d'arancia."---生搾りオレンジジュースひとつ
と注文。正直生ビールを飲みたい気持ちはありましたが、まだまだ今日は炎天下を歩かなくてはなりません。ここでビールを飲んでひっくりかえるわけにもいきませんから、Barのオープンテラスではspremutaで決まりです。
歩き疲れた足を休めつつ、大海原を眺めながら飲むspremutaは格別!

c0101985_16393324.jpgBartが開くということは、そろそろ人通りが増えてくるということ。その前に歩き終わり、こんなに気持ちの良い海を見ながら一休みなんて、なんて贅沢なんでしょう。











これは愛の小道の途中にあるモニュメント。
このモチーフの小物が観光案内所で売っていました。

あまりに楽しく気持ちよく歩いてしまった愛の小道、いったい何分くらいかかったのか、よくわかりません。10分か15分くらいだったでしょうか。
「ああー、もう終わり?」という印象でした。

んんー、また行きたい・・・。
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by agrumi | 2012-08-06 23:21 | チンクエテッレに住みに行こう!

チンクエテッレ帰国後談話15・・・ひとつ目の街、リオマッジョ―レ

c0101985_1423226.jpg現地からもレポートした通り、このリオマッジョ―レという街、文句無しでいちばんきれいで美しいです。

朝の比較的早い時間、まだ観光客が少ない時刻に到着したというのも大きいかもしれませんが、静かで落ち着いていて、最高でした。

街は、港から坂を上りながら奥に向かって縦長に広がっています。メインストリートがこの通り。
鉄道駅から徒歩でトンネルを抜けるとこのメインストリートの途中の海に近い場所に出ます。

私たちはそこから海に背を向けてまずは坂を上っていきました。

家々の壁は朝陽を浴びて輝いています。
建物の1階は全て店舗で、閉まっているところもありますが営業しているところもあります。
うなぎの寝床のような、奥に伸びた店舗からは朝の活気が漂い流れてきます。
Barからは、あの食器のカチャカチャいう音がきこえ、この音を聞くと、私は宿泊費を浮かすために無理な夜行列車で移動をして朝の3時や4時に駅に着き、そのままベンc0101985_14233965.jpgチで寝転がって夜明けを待っていた、若い頃の旅を思い出します。
よくこの、Barのカチャカチャいう音で目が覚めたからです。
そして駅前のBarでそのまま朝食をとったものです。

そんなことを思いおこしながら、済んだ空気の目覚めた街の急な坂道を登っていきます。

突然、上から何か落っこちてきました。
よくテレビで見るけれど、上の方の階に住むお年寄りが外にいるボランティアなんかの若い人に買い物を頼む、そんな場面に出くわしたのです。

モンテロッソはリゾートビーチの雰囲気ですが、ここは住人が生活している息遣いがしっかり聞こえます。

しばらく坂を上って行くと、途中からまったくの住宅街に突入しました。
私たちはそこから引き返して、メインストリートの1本隣の道を下っていくことにしました。
下って行けばそのうち海に出るはずです。
c0101985_14243853.jpgメインストリートの横の道は、メインストリートよりもかなl高い位置を通っていました。時々横を除くと、下の方にさっき通ってきたメインストリートらしい通りが見えます。

途中にはためく洗濯物。
これぞイタリアの生活の風物詩。洗濯に憧れて、靴下を洗って窓の外に干してみたのはアマルフィのアパートメントに泊った時のことでしたが、モンテロッソのアパートメントにも、先輩Aが準備してくれた物干しコーナーがあって、タオルやTシャツをみんな交代で干しています。すぐ乾くので助かります。














c0101985_14245592.jpg民家の間の細い路地の階段を下り続けると、海に出ました。
リオマッジョ―レはピーチはなく、ダイビングスポットのようです。
港も小さく、小舟があるばかり。
ただ、岩場で無理やり(?)寝転んでいる人はところどころ見受けられました。

















c0101985_1425963.jpg観光客をのせる船が着くのはこの港の南側の別の岸です。



















c0101985_14251962.jpg朝の港は静かで、人もまばら。

ああ、なんて素敵な街なんでしょう。
毎日こんな風景を眺めながら生活ができたら、どんなにか幸せなことでしょう。
絵になるスポットはいくらでもあります。

感動したりうっとりしたりしながら、私たちはゆっくり街歩きを楽しみ、その後はまた鉄道駅に戻りました。「愛の小道」の入口が、鉄道駅の裏手にあるからです。
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by agrumi | 2012-08-05 15:05 | チンクエテッレに住みに行こう!

チンクエテッレ帰国後談話14・・・チンクエテッレ トレーノ

さあ、3日目のチンクエテッレは列車で5つの街めぐりです。といっても、モンテロッソは住んでますから、残りの4つの街めぐりですね、正確には。

c0101985_1038487.jpgc0101985_10385859.jpgここで登場するのがチンクエテッレカード。

これは地球の歩き方などの情報ガイドブックには載っていなくて、ネットで知りえた旅のお得チケットです。

チンクエテッレは観光地といえども小さくて狭くて素朴なままの姿が残っています。そこが、住んでる人より観光客の方が多いアマルフィにはない心地よさといえるかもしれません。実際、訪れる観光客はチンクエテッレも街の人口より多いのではないかと思います。でも、チンクエテッレは観光客に乗っ取られた感じがしない。
その要因の一つに、車の規制がされていることがあげられるのかもしれません。

車で乗り入れるには大渋滞を乗り越えなければならぬようで、のきなみガイドブックではレンタカーは勧めていません。鉄道の移動を勧めています。
そして、日本人のブログやイタリアのサイトを渡り歩く中で、イタリア国鉄が発行しているこのチンクエテッレカードなるものを知り、現地で買うことに決めました。

これまた情報不足で、チンクエテッレカードを買うとどのくらいお得なのかはわかりません。
わかったのはレヴァンテからラスペツィアまでの電車が一日何度でも乗り降り自由であること、「愛の小道」の入場料が込みであること、だけでした。
しかし「愛の小道」が普通に入ると幾らなのか、鉄道は普通に乗ると幾らなのかはわかりませんでした。
でも、こういうカードがあるということは、買うべしということだ、と理解したわけです。

日本での情報ではひとり€8.5だったのですが、実際には€10に値上がりしてました。購入時の窓口のおじさんとのやりとりは現地レポートで報告した通りです。
とにかく、船以外は「全部」の交通機関を網羅しているというわけです。
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もっと時間にゆとりがあったら、どこか気ままに知らない街で降りてみるのも楽しそうですね。

私たちは、まずいちばん遠いリオマッジョ―レまで行って、そこからモンテロッソへ向かって戻ってくる経路で行くことにしたので、まずはリオマッジョ―レを目指しました。
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by agrumi | 2012-08-04 00:26 | チンクエテッレに住みに行こう!

チンクエテッレ帰国後談話13・・・2日目のcena;魚

c0101985_2245178.jpg例の魚については現地レポートもしましたが、こんな様子で調理されていきました。
食事の支度の最中に急いで撮ったので思い切りプレてしまいましたが、姿はしっかりとどめました。

とてももろくて柔らかい白身の魚でしたので、たしかにこれではアクアパッツァにたら煮崩れして姿を消してしまうことでしょう。焼いても崩れてしまったくらいです。

小麦粉を、少し持ってくればよかった・・・というのが今回の新しい教訓です。
きっと、まわりに小麦粉をふっておくとこんなに崩れずに焼けたのではないかと思うのです。あと、小麦粉があればフリットが作れますしね。
かといって現地で買うには1kgじゃ多すぎますし。

あと、鷹の爪もいくつか持参すると便利です。買うとこれも大量になってしまいがち。
しかも、去年のトスカーナで買ったやつはまだたくさんありますので、購入はしなくて間に合います。

ガーリックオイルで焼きましたが、少しピリッと唐辛子をきかせたら、更においしかったと思います。淡泊でクセがなく食べやすいおいしい魚でした。

c0101985_224517100.jpg手前のはパプリカと、青い方は名前のわからない葉野菜。ルッコラかと思ったら違いました。この葉野菜は非常に苦く、生で食べる野菜ではないのではないかという結論に至り、少しつまんだ後は翌日に持ち越しにしました。

魚の奥の皿はトマトとフィノッキオです。フィノッキオは、この強い香りとクセに共に感動してくれる人は今回のメンバーには残念ながらいませんでした。それに、あんまり新鮮な奴が手に入らなくて、私自身の感動も1年ぶりの再会を喜んだものの、んー、もっと活きのいいのが食べたかったな~という感じ。
トマトはいつもおいしいですけどね。

その左隣はいんげんのソテーとポロ葱のソテーです。いんげんは味が濃く、ポロ葱はオリーブオイルでじっくり炒めると甘くておいしいんですよ。日本の普通の葱でやってもおいしいんですけど。
本当はポロ葱自体を食べるのではなくて、それを料理に使ってみたかったのですが、手に入る食材でいいレシピが思いつかず、そのまま食べました。
イタリアで買う料理本にはよく出てくるけど、日本ではいつも普通の葱で代用してて、本物を調理して食べるのは初めてなので嬉しかったです。

c0101985_22453272.jpg向かって右奥の皿はポルチーニのtrofieです。
先輩Aが市場で買った乾燥ポルチーニを少なめのお湯で戻し、お湯ごとガーリックオイルに加えて煮詰めるようにしてソースを作りました。
これまでポルチーニはほぼリゾットしか作ったことがなかったけど、こんなテキトーな方法でこんなにおいしいパスタができるとは。
でもこれはtrofieの形がいいんですよね。ソースをしっかり抱き込んで、ポルチーニのうま味をそっくりそのまま口に運んでくれますから。やっぱり生パスタをおいしい。クニッ、クニッという弾力のある歯ごたえと練った小麦の香り・・・というのでしょうか。
乾燥のロングパスタではあまり上手くいかない気がします。

食事も終わりに近づいたころ、そういえばゴルゴンゾーラがあったことを思い出し、冷蔵庫から出してきました。どれも同じように見えるけど、味って違うんですよね。このゴルゴンゾーラ、とてもおいしかった。ピカンテではなくてドルチェだったのではないかと思います。
鼻に抜ける青カビの風味がたまりません。

こんな感じて2日目の夜も楽しい晩餐となりました。
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by agrumi | 2012-07-26 22:45 | チンクエテッレに住みに行こう!

チンクエテッレ帰国後談話12・・・サン・ピエトロ教会へ

サン・ピエトロ教会へは、海岸線の広い通りを歩いて行きました。
チンクエテッレは老若男女の海水浴客で賑わっていましたが、どうやらポルトヴェーネレは若者に人気のビーチらしいです。ビーチといっても岩っぽい感じですけど。
港の横に続く海岸線は、中学生とか高校生とか、そのくらいに見える若者でいっぱいでした。

教会の起源は古いようですが、現在の形に整えられたのはやはり13世紀くらいらしいです。

教会は内部よりもそこからの眺めの方が印象深かったです。現地レポートでもここからの眺めは写真で報告しましたが、今回の旅はもうとにかく、どこへ行っても美しい、その一言に尽きます。
c0101985_14322960.jpg
そして、一羽のりりしいカモメを発見し、私は驚きました。

私はiPhoneを買ってからイタリア語学習アプリをいくつかゲットしたのですが、その中に、日本語訳も英語訳も全くない、テーマ別にはなっていますが、ひたすら写真とイタリア語の文字と音声だけが繰り返されるアプリがあります。
その中には、なぜかサルとかキリンとかクマとかカモメとかが何回も出てきて、「サルが立っている」「キリンが歩いている」「白クマが泳いでいる」「カモメが飛んでいる」などの例文に使われています。「そのクマは食べてますか? いえ、そのクマは泳いでいる」「そのキリンは走っていますか? いえ、そのキリンは立っている」など、疑問文と返答のセットにもなっています。
で、キリンとかサルとかカモメとか、覚えちゃったけど旅行には使わないな~。と思っていたのですが、ここで至近距離にカモメが登場して、うそっ、gabbianoだ、この単語、使う? と私は動揺したのです。
そして頭の中で言ってみました。

"Un gabbiano è in piedi."---カモメが立っている
"Un gabbiano guarda il mare."---カモメが海を見る

でも、やっぱりこれは実際のコミュニケーションとは無関係でした。やっぱ使わないよね~。
ただ、実は同僚Iもそのアプリと同じアプリを持っていて多少の影響を受けていて、あるとき列車の中で翌日の自分の行動計画についてこう言っていました。
"Una donna mangia il gerato."---女性はジェラートを食べる

しばらく高台のサン・ピエトロ教会で海を眺めた後、帰りは海沿いではなく街の中を通って港に戻りました。
午前中に途中まで寄った通りを逆方向に歩いていきます。

イワシのハンバーガーの看板は相変わらず私の興味をそそりましたが、満腹で食べることができません。
これはまた来ないとな・・・と内心思います。またって、いつだよ、ともう一人の自分が即座に問い返してきますが、その質問は無視です。

思い思いの土産物屋を覗きながら、歩いて港まで行き、また船に乗ってモンテロッソに戻りました。
帰りは2階席が最初からゲットできたので、とても気持ちがよかったです。

この日は海からチンクエテッレを眺めたけど、次の日は列車でひとつひとつの街巡りをする予定だったので、海から街を見ながら、ああ、明日はあそこに行って街の中を歩くんだ・・・どんなだろう? とわくわくしながらの復路でした。
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by agrumi | 2012-07-26 22:43 | チンクエテッレに住みに行こう!