チンクエテッレ帰国後談話8・・・チンクエテッレを海から眺める

人々は船着場にごちゃっと集まっていて、船が着岸すると渡された細い板の上をゆっくり1列で乗り込んでいきます。もちろんちっとも進みません。

できれば2階のデッキの上が眺めがいいのですが、それは屋根がなくて暑いという難点もあります。ぞろぞろと前の人に着いて、一応2階デッキ目指して進んでみましたが、私たちの少し前で、2階はいっぱいになってしまい、場所が取れなかった人たちが2階から引き返して1階の席に戻って来ました。
1階席も確保しておかないと、と私たちは5人分の席を確保し、交代で外の近くへ写真を撮りに行きました。

満員でチケットが買えないのでは・・・という心配は撮り越し苦労で、大勢の乗客はみんな乗れました。

暑くなった人たちが途中で陽陰を求めて下に降りてくるだろう・・・と私は踏んでいたのですが、やはりアマルフィ辺りのカンパーニャの夏の暑さとリグーリアの暑さは違うんですね。
日向にも居続けられる。

船は、直接ポルトヴェーネレに行くのではなくて、モンテロッソから南下しながらチンクエテッレの街全てに寄港しながら目的地を目指します・・・といいたいところですが、実はチンクエテッレの街の中でひとつだけ、港を持たない、陸からしかアクセスできない街があります。コルニリアです。そこは寄れないので通り過ぎるだけ。

船はレヴァントから来て、私たちが滞在しているモンテロッソ・アル・マーレ、お隣のヴェルナッツァ、その先のマナローラ、そしてリオマッジョ―レを経て、ポルトヴェーネレに向かいます。
それぞれの街の間は電車で5~6分、船だと10~15分くらいでした。ただ、リオマッジョ―レからポルトヴェーネレまでは離れていますし、寄港に時間もとるので、モンテロッソからの所要時間は1時間15分ほどでした。

私ははじめこの船の運航を調べているとき、この会社の運航の時刻表を見て、あまりにのんびりしているし運航数も少ないので、これはきっと観光客相手の遊覧船の会社で、現地に行けば交通機関としての船の運航が別にあるかもしれない・・・とあわい期待を抱いていました。
もかしたら、モンテロッソからポルトヴェーネレに向かう直行便があるかもしれない・・・。
アマルフィ海岸一帯の情報についても、日本で調べるとバスのことしか書いてないのに、行ってみたら船があった、という経験があったからです。しかも、くねくねと曲がりくねった山道をいくバスより、船の方移動時間はずっと早かったのです。でも、チンクエテッレには本当にその遊覧船チックな運航しかありませんでした。

それならそれで、海からチンクエテッレの街街を全て眺める、という贅沢を堪能しようではありませんか。街に近づくと、みんなカメラを構えて近づいてくる美しい港を撮ろうと船首が混みあいます。
船が出港すると、みんなカメラを構えて離れていく美しい港を撮ろうと船尾が混みあいます。そんなわけで全部の街の写真をきれいに撮ることはできませんでした。

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これはモンテロッソのお隣のヴェルナッツァです。

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こちらは海からアクセスできないコルニリア。かろうじてカメラに収めた、という感じ。

次のマナローラは海からの眺めは目にしたものの、写真には撮れませんでした。誰か別の人のカメラに撮れているかもしれませんから、デジカメのメモリーカードの回覧を待ちたいと思います。

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こちらはチンクエテッレのいちばん南の街、リオマッジョ―レです。

どの写真もダブルクリックしていただくと拡大します。より鮮明な美しさを大きな写真でお楽しみください。

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途中から、乗り降りする人たちの移動にまぎれて2階に上がってみると席が確保できました。
最後の寄港地を離れ、次はポルトヴェーネレです。

目的地に向かうための単なる手段ではなく、乗船はそれ自体がとても心躍る楽しいものでした。
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by agrumi | 2012-07-22 22:19 | チンクエテッレに住みに行こう!


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