ここはワーグナー音楽祭の会場になっているところらしい。
ルーフォロ荘の中にはこのような仮説会場がいくつか設置されている。 こんなところで生オケ聴くなんて、いったいどれほど気持ちがいいだろう。音響面では難もあろうが、そんなことはどうでもいいので是非とも観客になってみたいものである。 ルーフォロ荘は花が多く、鮮やかな南国の色を放っている。 これまた焼けるように照りつける太陽の光との相性は完璧だ。 チンブローネ荘にもバラやダリア、アジサイの庭園があったが、それらはどれも全体的にしんなり干からびた感じがした。 水が足りないのだろう。 咲いた途端に枯れていくかのように、どの花もてろんと下の方を向いている。かろうじてしゃきっとしている花も、数時間後には同じ運命をたどるに違いない。 ルーフォロ荘にはそれ以外にも燃えるような花が咲いている。 ブーゲンビリアのなんて美しいこと! 真下のベンチに座って見上げるとこんな感じ。 色と太陽がまぶしい。 日常の生活ではこの世の美しさは忘れている。美しさなんてほとんど見えないから。だけど、知っておきたい。光にあふれている場所があることを。 灰色に囲まれた時、この光と色の美しさを思い出せば、きっと元気が出ると思うから。
by agrumi
| 2009-07-18 05:45
| 再び私のアマルフィ
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