帰国後談話 その36・・・ホテル カヴール 部屋からの眺め

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時間帯によって表情を変える、窓からの眺めが大好きだった。ただ、ベッドに腰かけてこの窓の向こうの世界を眺めていることがよくあった。
向かいの家は改装工事中で、平日の日中はよく正面の扉が開いて働く作業着の兄さんやオヤジの姿が見えた。

さやさやと揺れる枝や葉の影が壁に映る。

ピンクとオレンジが混ざったような壁の色。  風。   鳥の声。    表通りの車が走り抜ける音。  人の声。    日常。
私は、日常生活っていうものが、すごく好きなんだ。生活が感じられるものが、とても愛おしいんだ。イタリア人は「生活」をしている。都会では都市化が進んでいるというけれど、目に見える「生活」が街にあふれている。

この旅にも、とうとう終りが来た。

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ホテルの中をぐるりと歩き回ると、廊下の窓から風見鶏が見えた。ふと、メアリー・ポピンズを思い出す。あれはロンドンのお話だったけどね。

ずっと何かに憧れている。手を伸ばしても、手を伸ばしても、届かない。それでも、人間は手を伸ばし続けるものなのかな…。
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by agrumi | 2008-11-07 00:33 | 回顧と逃亡の西伊


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